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2025.01.15

クォータリー通信

クオータリー通信(黒木社長 2025年1月)

『ユニークな先輩』

先輩の中に、ひときわユニークな人がいた。風貌も笑福亭仁鶴(と言っても中年以上しか知らないであろうが)そっくりである。 会議中は寝ている時も多いが、重要な局面になるとハッと目を覚まし、鋭いことを言う。炎暑の時期に社外の有識者との会議があり、出された氷水を一気に口に入れ、氷をグラスに吐き戻したのには驚いた。

彼は某経済紙を読まない一方、スポーツ新聞を好んで読む。彼曰く、冬場・野球のオフシーズンは大したネタがなく、スポーツ新聞各紙は一面をどうするか大変苦労する。(当時はJリーグも発足前、野球が圧倒的なスポーツ紙のテーマであった。)どうやって面白い記事を書くか。特に第1面に何を書くか、そこに書き手の力量や見識が表されているとのこと。一方某経済紙については”誰もが読んでおりつまらない。書かれていないことが重要である。“ と言う。                                       先輩の言う中で頷けない部分もあるが、確かにネタに事欠きながらも自らの筆力に賭ける、同条件の競争他紙に勝たねばならない、言わば市場における厳しい競争・戦いが行われている訳であり、そのような視点で記事を比べてみると面白いであろう。

話は脱線するが、岡山の友人・経営者の仲間と議論していても、決して新聞に書かれている評価・考察は正しくないとの意見が多い。××に書かれているから、〇〇で放送されていたからと鵜呑みにするのは止めるべきであろう。                                    更に言うと、世の中にある無数の出来事から報道されるものはごくごく僅かである。 新聞だけでなく、歴史においても歴史書に記載されていることは無数の事象の中でごく一握りのことである。これらが伝承されたり誇張されたり、消えていったりする。

安全は当たり前で、記録されない。 大災害や大事故は歴史に刻まれる。岡山臨港という会社の歴史を考えると、安全に努め誠実に職務を遂行してきた社員・役員のお蔭で今がある。 その中で教科書に出るようなことではないであろうが、社史や地域の歴史に残るようなこともある。 地味であろうと着実に社会や地域に貢献し、そこにいる人達(社員ももちろん含め)にとって良き存在であり続ける、そのような企業でありたいと思う。

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